【IT】AI需要が牽引 電子部品輸出57%増で輸出見通しを上方修正
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タイの輸出成長率見通しが相次いで上方修正されている。背景にあるのは、AIブームに伴う電子部品の旺盛な需要だ。SCBエコノミック・インテリジェンス・センター(EIC)は2026年の輸出成長率予測を当初の0.5%から7.8%に引き上げた。1〜4月の輸出が前年同期比18.9%増と市場予測を一貫して上回ってきたことが主な理由だ。
電子部品は最大の牽引役だ。4月単月で前年比65%増、1〜4月累計では同57%増と急拡大している。AIデータセンターの世界的な整備加速に伴い、半導体やハードディスクドライブ(HDD)の需要が高まっている。マレーシアのメイバンクも「湾岸危機にもかかわらず最初の4カ月で傑出したパフォーマンスを発揮した」として、今年通年のタイ輸出成長率を18%と強気に予測する。
世界貿易機関(WTO)と国際通貨基金(IMF)も世界貿易成長率をそれぞれ1.9%と2.8%に上方修正しているが、輸入については原油高と資本財の積み増しで拡大しており、K-Researchは輸入増加率が輸出の2倍に達していることを懸念。タイに製造拠点を置く日系電機・IT企業にとっては追い風が続く一方、エネルギーコストの高止まりに引き続き注意が必要だ。
