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【不動産】バンコク都を「理想の首都」へ 再選知事に経済界が都市改革の加速を要望

6月28日のバンコク都知事選挙でチャチャート・シッティパン氏が再選を果たしたことを受け、経済界は翌29日、優先的に取り組むべき都市課題を相次いで公表した。

バンコク都の年間予算は920億バーツに上り、昨年の外国人入国者数は3030万人を記録。地方から流入する労働者や学生を含めれば820万人から1100万人が暮らすとされるこの都市には、日系企業を含む多くのビジネスの拠点が集積している。

不動産コンサルタントのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・タイランドでリサーチ部門を率いるスラチェット・コンチープ氏は、知事が優先的に取り組むべき課題として洪水対策・交通混雑・治安の3点を挙げた。「一見、日常的な行政の範囲内のように見えても、都市の投資環境と生活の質に直接影響する問題が多い」とした上で、建築工事に起因する交通遮断や公共空間の長期占用への早期対処を求めた。

さらに、CCTVの拡充と取り締まり強化で昼夜を問わず居住者・観光客の安心感を向上させること、また遊休地や低活用地に対する固定資産税を積極的に活用して都市開発を促進するよう提言。ホテル・飲食業界からは、洪水対策と排水問題の抜本的な解消、飲食業許認可手続きの簡素化、観光ルートの整備による都内各地域への観光客の分散を求める声が上がった。また、バンコクを高付加価値観光都市として発展させるためには、老朽建築物の改修ルールを明確化し、違法な増築に厳しく対処することが不可欠と指摘した。在タイ外国人向けには、カナダやドイツで整備されている「ウェルカムセンター」のような行政窓口を設け、新規居住者の生活定着を支援すべきとの提案もあった。

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