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【工業団地】WHA、脱炭素化と水資源の再生事業を新たな成長エンジンに

タイ最大手の工業団地・インフラ開発会社であるWHAコーポレーションが、環境対応を単なるコストではなく、新たな収益の柱へと変えようとしている。同社のジャリポン最高経営責任者(CEO)は環境への配慮を長期的な収益力向上の原動力に位置づける。

柱の一つが再生可能エネルギー事業だ。WHAはクリーン電力の発電能力を、2025年時点の498メガワット(収益5億9500万バーツ)から、2030年には1222メガワットまで拡大し、収益を56億バーツに引き上げる方針を掲げる。これにより入居する製造業各社の脱炭素化を積極的に後押ししていく。
もう一つの柱が、排水を処理して再び利用できるようにする「水の再生利用」事業。WHAは2025年に880万立方メートルの再生水を販売し、3億100万バーツの収益を上げた。2030年には販売量を2430万立方メートルまで増やし、年間収益を7億5000万バーツに伸ばす計画だ。子会社のWHAユーティリティーズ・アンド・パワーは、排水を工場向けの脱塩水や高品質な浄化水に加工して販売することで付加価値を生んでいる。

WHAは工業団地の運営にとどまらず、クリーンエネルギーや生物多様性の回復が製造業や物流と共存する「生態系」づくりを進めている。ジャリポンCEOは、脱炭素・資源効率の向上・循環型経済への転換に資する技術を採り入れることで、タイの低炭素社会への移行に沿った事業展開を目指すとしている。同社は環境保全、社会的支援、責任あるガバナンス、グリーン経済でのリーダーシップ、持続可能なタイの実現を支える存在という5つの戦略を掲げ、長期的な競争力の確保を図る考えだ。

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