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【労働】ビール製造のブンロートが独企業モデル導入し人材育成強化

シンハービールで知られるビール製造会社ブンロートブリュワリーは、ドイツ商工会議所およびタイ国内の職業学校3校と提携し産業人材育成プロジェクトを展開している。

同社ピティ・ピロムパックディCEOは「高品質な製品は高品質な人材から生まれる」と強調し、ドイツ式デュアル教育制度を導入。学生は理論を学ぶだけでなく実地研修を通じてスキルを磨く。AI時代を見据え、今後3〜5年で労働者のリスキル・アップスキルを進める方針だ。

過去10年で電気電子分野および機械工学分野で成果を上げており、今年からメカトロニクス分野にも拡大。3校から10人の学生が参加した。同社は唯一ドイツ式研修を採用するタイ企業であり、奨学金・宿舎・制服まで提供。修了者はドイツ標準の技術者資格が授与され、労働市場での競争力を高めることができる。 同社のこの取り組みはタイ職業教育の国際的地位を引き上げ、産業界の需要に即した人材供給につながるものとして評価されている。

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