【労働】労働許可証発給の審査を厳格化 タイ労相が指示 不正就労と犯罪温床潰しが目的
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トリヌット労相は労働省雇用局に対し、外国人への労働許可証発給における審査を厳格化するよう指示した。背景には、タイ国内で特殊詐欺を働こうとする外国人が労働許可証を取得しようとする事例があるためという。
労相によれば、外国人の職歴・身元・ビジネス内容・過去の違反歴などをより詳細に精査することで、不正就労および犯罪の温床となる可能性を抑止したい考えである。
就労外国人を巡る管理強化は、労働市場保護・社会秩序維持・国際犯罪抑止の観点からも重要であることから、労働省は地方事務所とも連携し、外国人雇用の監督体制を強める方針だ。さらに、違反が判明した雇用主には厳罰を科す検討も進んでいる。
