【経済】世界情勢受けタイ金価格が急落 3日で1万バーツ超下落
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- タイ金価格は3日間で1万0200バーツ下落し急調整局面入り
- 2月2日は価格調整67回、金地金売値は7万1300バーツ
- 大口投資家の利益確定売りが国際価格下落の主因
- 米次期FRB議長人事でドル高進行し金需要が後退
タイ国内の金価格が急落している。2月2日時点で金価格は一日で上下67回の調整を繰り返し、金地金の買値は7万1100バーツ、売値は7万1300バーツとなった。装身具用金は買値6万9675バーツ、売値7万2100バーツで推移している。直近3日間での下落幅は1万0200バーツに達し、過去の上昇局面から一転して大幅な調整局面に入った。
背景には国際金価格の急落がある。世界市場では金価格が3日続落し、1オンス当たり1200ドル超下落。急騰局面で積み上がったポジションを、大口投資家が利益確定のために売却したことが主因とされる。タイの金価格もこの動きに連動し、短期間で急激な下落となった。
さらに、米国の金融情勢も影響した。ドナルド・トランプ大統領が次期米連邦準備制度理事会議長としてケビン・ウォーシュ氏を指名したことで、ドル高と米国債利回りの回復が進んだ。これにより、安全資産としての金需要が後退し、売り圧力が強まった。市場では、ウォーシュ氏がインフレ抑制に厳格な姿勢を示す人物と受け止められており、金融緩和への期待が後退した点も金価格の下押し要因となった。
その一方で、金価格は1月全体では約15%上昇しており、地政学的緊張の高まりを背景に安全資産需要が依然として残っている。専門家は、当面は調整局面が続く可能性があるものの、国際情勢次第では再び買いが戻る余地もあるとしている。
