【経済】ロシアが対タイ原油販売を用意へ タイ外相が供給先多角化示唆 備蓄は95〜100日分
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タイのシハサク外相は3月16〜17日にウィーンで開催される国際会合に向かう途上で取材に応じ、ロシアがタイへの原油販売に応じる用意があることを明らかにした。
戦闘の長期化でエネルギー調達の先行きが読みにくいとして、首相が供給源の多角化を指示し、購入可能な国を探るため各国と連絡を取っているという。タイの石油備蓄は95〜100日分あるが、不確実性が高い状況下では選択肢を増やす必要があるとの立場だ。外相はロシアに加え、ブラジル、ナイジェリア、カザフスタンなどにも打診したと説明した。
ロシアからの石油購入が可能になった背景には、米国の制裁運用が緩和され、港を出た船舶が他国向けに販売できるなど選択肢が広がったことがある。もっとも実際の取引にはエネルギー省など関係機関による詳細協議が欠かせず、条件や手続きの詰めは今後の課題となる。
また外相は、ホルムズ海峡付近で被害を受けた貨物船「マユリー・ナリー」に関連し、取り残されたタイ人乗組員3人の捜索支援をイラン外相に要請したと述べた。イラン側は哀悼の意を示しつつ、情勢次第で海軍と連携して捜索を支援するとした。タイはオマーン経由の調整も進め、王立タイ海軍にも直接連絡を指示したとしている。
・タイ外相がロシアは対タイ原油販売に合意と発言、供給源の多角化を推進
・石油備蓄は95〜100日分あるが不確実性が高く、追加の調達先を探索
・打診先はロシアに加えブラジル、ナイジェリア、カザフスタンなど複数国
・貨物船事案で乗組員3人の捜索支援を要請、イラン海軍との連携も模索
