【製造】原油高がタイ重工業を直撃 包装材不足の懸念強まる タイ工業連盟が報告
広告
原油高がタイの重工業を直撃し、包装材不足にまで波及する懸念が強まっている。タイ工業連盟(FTI)のクリエンクライ会長は、政府に対しオイル・フューエル・ファンド(燃料基金)を使った産業向けの追加支援を検討するよう求めた。価格の安定で給油所での買いだめ心理を弱め、製造コストの上昇を抑えるのが狙いだ。
エネルギーは産業コストの大きな部分を占め、セメント、鉄鋼、アルミ、ガラス、パルプ・紙、石油化学などの重工業では35〜50%に達しうる一方、一般産業でも12〜20%程度になるという。エネルギー高は最終製品価格に転嫁されやすく、家計の負担増につながるコストプッシュ要因になると指摘する。
また、供給面でもひずみが出ており、東部ラヨン県の一部石油化学設備では中東から輸入するナフサ不足で一時出荷停止が起きたとの報告もある。波及すれば樹脂ペレットの供給が細り、包装産業の原料が詰まる。価格は約40%上がったとし、消費財や農産物輸出向けの包装資材が不足する恐れを警告した。肥料や建材のアルミでも不足が出始めたとされており、商務省などに代替調達先の確保と価格監視の強化を求めたとのことだ。




