【経済】タイ政府が軽油をリットル2.14バーツ値下げ 基金赤字の中で市民の負担軽減
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タイ政府は軽油を4月9日から1リットル当たり2.14バーツ引き下げた。B7は48.40バーツ、B20は43.40バーツとなり、製油所出荷価格の調整を小売へ反映させる。
新たな算定式はシンガポールの指標市場を基準にし、国際相場の下落を素早く国内価格へ移す。あわせて石油燃料基金による補填額も縮小し、B7は1リットル当たり18.54バーツから15.00バーツへ、B20は20.09バーツから17.03バーツへ引き下げる。基金支出は1日当たり約2億8844万バーツ減り、赤字拡大を抑える方針だ。
一方、基金残高は依然として厳しく、4月8日時点で総赤字が577億6000万バーツ超とされる。エネルギー価格は中東情勢で上振れしやすく、タイでは物流と家計に直結するため、政府は価格の平準化と財政負担の両立を迫られる。 今回の値下げは生活費を和らげる半面、基金の立て直しには補助の出口戦略と省エネ投資の後押しが欠かせない。

