【不動産】外国人のタイコンドミニアム取得が増加 中国人が首位維持も単価下落 市場構造変化
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タイの不動産市場では、外国人によるコンドミニアム取得が件数ベースで持ち直している。4月14日付の報道によると、2025年通年の外国人名義への移転登記は全国で1万4899戸と前年から2.2%増加。その一方で、総額は609.2億バーツで10.7%減り、件数は増えても単価は下がる構図が鮮明になった。
政府住宅銀行傘下の不動産情報センター(REIC)によれば、外国人取得は全体件数の14.7%、金額の25.0%を占め、市場下支えの役割はなお大きい。4四半期ベースでは2025年10〜12月の取得件数が3888戸で前年同期比9.3%増、総額も168.3億バーツで9.5%増だった。
国籍別では中国がなお首位だが、景気減速や資金繰り悪化で勢いは鈍った。インドは平均取得額が1戸当たり690万バーツと高く、実需型の大型住戸取得が目立つ。平均では外国人取得物件の広さは41.3平方メートル、価格は1戸当たり410万バーツ、1平方メートル当たり約9万9043バーツだった。タイ当局は住宅移転手数料と抵当権設定手数料の0.01%措置やLTV規制の一時緩和で市場下支えを図っており、駐在員住宅、賃貸需要、開発案件の選別に関わる日系企業も市場変化を注視する必要がある。
