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タイ陸軍トップが明言 「軍事クーデターは起きない」

タイでは「政治の混乱を解消する」などの理由で過去に複数回にわたって軍事クーデターが起きており、「今回の総選挙の結果次第ではクーデターが起こりかねない」との指摘もあるというが、ナロンパン陸軍司令官は5月11日、「私が陸軍司令官である限りクーデターは起きない」と力説した。

タイ軍では陸地における作戦、戦闘を担う陸軍が軍部の中で最強とされており、そのトップである陸軍司令官の主導によるクーデターが何度も起きている。最近ではタクシン派と反タクシン派の対立で政治が混迷を極めていた2014年に当時陸軍司令官だったプラユット現首相の主導で5月20日に軍事クーデターが起きている。タイの軍事クーデターは第二次世界大戦後だけで十数回に及ぶ。

ナロンパン司令官は、「将来において国内が混乱し、これに軍部が反応する可能性を懸念しているか」との質問に対し、「何も心配していない。我々は過去の教訓でたくさんのことを学んだ」と返答した。同司令官は今年9月30日に定年退官する。

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