下院総選挙から新政権誕生までのプロセス
憲法85条の規定により中央選挙管理委員会は、5月14日投開票の総選挙当選者の正式発表を7月13日までに行わなければならない。その結果に不満のある候補者や有権者は発表から30日以内に選管にその旨を訴え出ることができる。
政党や候補者が選挙運動に投入した費用が中央選管の定めた限度額を上回っていると考える者は、投票結果発表から180日以内に訴え出ることが可能。限度額は、小選挙区が候補者1人当たり190万バーツ、比例代表が1政党当たり4400万バーツとなる。
選挙結果の正式発表から15日以内に開催される特別国会で正副国会議長を選出。その後に開かれる国会では、上下両院議員750人の投票で376票以上を得た候補者が首相に選出される。
首相指名で問題が起きない場合は、組閣、国王陛下に対する新閣僚の宣誓式を経て8月初めごろに新内閣が正式に発足する見通しだ。