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プラユット首相が政界引退を表明

プラユット首相は7月11日、タイ団結立国党(UTN)を離党し、政界を引退すると表明した。

今回の総選挙では、プラユット政権を支えてきた政党は主要野党に惨敗。総選挙後、プラユット首相は今後政治家としてどうするかをあまり語っていなかったが、新首相誕生の可能性のある13日の首相指名選挙の2日前に態度を明確にした。

プラユット氏(69)は2014年5月に陸軍司令官として軍事クーデターを主導し当時のタクシン派インラック政権を倒して全権を掌握。その後に誕生した軍事暫定政権の首相に就任した。そして、2019年に実施された前回総選挙後の首相指名選挙で首相に選ばれ、今日まで首相を務めてきた。

プラユット氏はこれまで首相として政治に深く関わりながらも政党に所属していなかったが、今回の総選挙直前に新党・タイ団結立国党(UTN)に参加。その理由について同氏は、「強力な政治イデオロギーを持ち、国の三本柱である国民・宗教・王室への愛情と忠誠心のある新しい政党を作りたかったのでUTNに参加した」と説明した。 ピラパンUTN党首によれば、UTNがプラユット氏を首相とする連立政権樹立のために水面下で動いているといった憶測に終止符を打つためプラユット氏は政界引退を表明したという。

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