首相指名選挙 初回投票でピタ党首が首相ポスト獲得失敗
新首相を決める首相指名選挙が7月13日に行われたが、第1回目の投票では、総選挙で第1党となった前進党のピタ党首は下院議員と上院議員の過半数の賛成票を得ることができず、新首相選出は19日に予定されている2回目投票以降に持ち越されることになった。2回目でも首相を決められない場合は20日に3回目の投票が行われる予定。
ピタ党首は今回の投票で首相ポスト獲得を決めるには、上院議員249人(首相選直前に1人が辞職)のうち63人から支持を受ける必要があったが、賛成票を投じた上院議員は13人にとどまり、そのほかの上院議員の多くが投票を棄権した。上院議員の多くがピタ党首を支持しなかったのは、前進党が不敬罪を規定した刑法112条の改正を掲げていることが理由とみられているが、投票結果を受けてピタ党首は、「2回目の投票までに必要な賛成票を得られるよう努力する。112条を改正するという計画は変更しない。私は(今回の投票結果を)受け入れるが、あきらめない。次回の投票までに戦略を見つけて十分な賛成票を獲得できるようにする」と述べた。(詳細はバンコク週報PDF版で)