駐イスラエル・タイ大使がイスラエルでの就労再開に警鐘
イスラム武装組織ハマスによるテロ攻撃への報復として、イスラエル軍がガザに攻勢をかけるなど紛争が続いているが、パンナパー駐イスラエル・タイ大使はこのほど、イスラエルからタイに退避した人々に対し、現在の状況でイスラエルに戻って就労するのはリスクがあると警告した。
テロ攻撃前にイスラエルで就労していたタイ人は約3万人。すでに数千人がタイに退避しているものの、経済的な理由からイスラエルにとどまることを決めた人も多く、タイに戻った人の中にも早期にイスラエルに戻りたいと考えている人が少なくないとされている。
パンナパー大使は、「現在、タイ人がイスラエルに戻って働くのに安全かどうかを見極めるための調査・検討を進めている。個人的にはイスラエルに戻るのはもう少し待ってほしいと思っている」と述べている。