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任期満了間際の上院議員による海外視察 上院内部からも「単なる慰安旅行」との批判

上院議員の任期満了が5月10日に迫る中、大金をかけた上院議員の海外視察旅行が計画されており、これに複数の上院議員から批判的意見が出ている。

プロートプラソプ上院議員(元副首相)は、「海外視察には合計8100万バーツかかる。上院議員の任期が満了間際となった現段階では、海外視察はほとんど意味をなさない」と指摘する。

上院議員の海外視察旅行のうち、国軍・国家安全保障委員会の旅行は5月2~9日にかけてカザフスタンとジョージアを訪問。さらに上院議員の任期満了後の5月14~23日にかけてクロアチア、モンテネグロ、ボスニアを訪れる視察旅行が計画されているほか、5月27~6月3日にはフィンランド、スウェーデン、エストニアを視察する予定だ。

「単なる慰安旅行」との批判に対し、上院国軍・国家安全保障委員会のブンソン委員長は、上院議員の海外視察旅行には合計8100万バーツかかるものの、今後の上院議員の仕事にプラスになるものであり、また、視察旅行の回数と参加議員の人数を考えれば、無駄遣いとは言えないと強弁している。

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