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タイ労相 5月1日から全国で最低賃金を400バーツに引き上げ 錯綜する現地報道

ピパット労相によれば、タイ政府は世界各地で労働者の祭典が執り行われる5月1日のメーデーに合わせ1日当たり最低賃金を全国一律で400バーツに引き上げることなどを検討。この賃上げは政府、雇用者、被雇用者の代表で構成される最低賃金3者委員会がすでに承認したという。

ただ、3者委員会では合意に至っておらず、5月1日実施は無理とのタイ現地報道もあり、情報が交錯しているようだ。

最近の最低賃金引き上げは4月13日に実施されており、全77都県のうち10都県の全域か一部地域でホテル従業員の賃金を400バーツに引き上げている。

最低賃金を巡っては、政府が以前から大幅な引き上げを希望していたが、昨年末に3者委員会が当初の方針通りの引き上げ幅を決定。だが、委員会は政府の意向を容れ、これまで最大で年1回の改定だった最低賃金の年複数回の賃上げ検討を約束。このため、今年に入りすでに2回の賃上げが行われている。

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