内閣改造を実施 4人を更迭 6人が新入閣 新財務相にピチャイ元タイ証券取引所理事長
政権発足時から大臣を務めてきた4人が閣外に去り、6人が新たに入閣する閣僚人事が国王陛下のご承認を得たことから、新閣僚の顔ぶれが4月28日、官報で発表された。
これまでセーター首相が兼任していた財務相は、これまでの報道通り、ピチャイ・タイ証券取引所(SET)元理事長が担う。ピチャイ氏は副首相を兼任する。また、「内閣改造で首相は国防相を兼任する見通し」と報じられていたが、これは外れ、スティン氏が引き続き国防相を務める。
また、中核与党・タイ貢献党のチョラナン元党首が保健相を務めてきたが、大方の予想通りソムサク氏が副首相から保健相に異動することになった。パンプリー外相兼副首相は、副首相兼任が外された。
スダーワン観光スポーツ相は文科相に、スームサック文科相は観光スポーツ相に横滑り。チャクラポン副外相は首相府相に異動した。このほか、タイ貢献党の閣僚枠で、パオプーム氏が副財務相、チラポン氏とピチット氏が首相府相に起用された。
国民国家の力党の閣僚枠ではアタコン氏が副農相、タイ団結立国党の閣僚枠でスチャート氏が副商務相に任命されている。