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保釈中のタクシン元首相 マレーシア首相とタイ最南部・ミャンマー問題などで意見交換か

消息筋によれば、仮釈放中のタクシン元首相は4月29日から5月2日まで南部プーケット県を訪問し、隣国マレーシアのアンワル首相と個人的に会い、イスラム過激派によるとみられるテロが多発しているタイ最南部の治安問題やミャンマー問題について意見を交わしたという。

タクシン氏は、中核与党であるタクシン派・タイ貢献党に強い影響力を有しており、同党の実質的党首と言われている。現在は、同氏の次女のペートンターン氏が党首を務めている。

今回のプーケット訪問について、タクシン氏は行楽が目的の個人的な旅行と説明しているが、仮釈放中の身であり、仮釈放の規則違反に該当するのではないかとの指摘も出ている。

タイ最南部の治安問題は、テロ事件の犯人がイスラム教を国教とするマレーシアに逃げ込んだり、タイと同国の間を頻繁に行き来したりしているとの指摘もあり、タイ側が以前からマレーシア当局に問題解決への協力を要請していた。

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