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違憲疑惑のピチット首相府相が辞表提出 上院議員グループによる憲法裁提訴要求受け

法廷侮辱罪で有罪となったことのあるピチット氏を先の内閣改造でセーター首相が首相府相に起用したのは政治倫理に関する憲法規定に違反するとして、上院議員グループがポンペット上院議長に憲法裁判所に提訴するよう求めた問題で、ピチット氏が5月21日、「首相府相を辞任しない」と明言したすぐ後に態度を一変させ辞表を提出した。同氏はタクシン元首相に極めて近い人物として知られている。

報道によれば、辞表には、「セーター首相が今後も国政を担ってタイを前進させることができるよう私は首相府相を辞任する。辞任は5月21日に発効」と記されていた。辞表提出後、ピチット氏は、「辞任は強いられたものではない」と述べたが、前言を突然翻して辞表を提出した経緯に関しては口をつぐんだ。

なお、憲法裁が首相の憲法違反疑惑に関する上院議長の要請を受理した場合、セーター首相が一時的に停職となる可能性があると一部で指摘されていた。

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