タイ政府の家具付き住宅プロジェクト 月々4000バーツの支払いで最大99年居住可
タイ政府は100万戸に及ぶ家具付き住宅を建設して国民を住まわせるという大型住宅プロジェクトを打ち出した。住宅に入居するための登録の受け付けが来年1月に開始される予定だ。
このプロジェクトはペートンタン首相が先ごろ発表した政府の経済政策の一環。首相によれば、高品質の住宅を妥当な価格で提供するもので、リース契約は99年間となっている。
また、首相の実父タクシン元首相は先ごろ開かれた中核与党・タイ貢献党のセミナーの席上で、「家を欲しいが買えないという人の夢を叶えようとしたもの。プロジェクトでは、利用されていない国有地に住宅を建設する。入居するのに頭金は要らない。新卒者で月給が1万5000バーツなら、月々4000バーツを住宅代に充てても1万1000バーツ残る。将来的に月給が増えれば、車も買えるだろう」と説明した。 スリヤ運輸相によれば、同プロジェクトのモデルハウスは来年1月20日からバンコク都バンスーグランド駅で公開される予定。また、月々の住宅代4000バーツの支払い期間は最長30年で、99年間居住可能となっている。