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タクシン元首相が「人種差別的発言」 上院議員が憲法に抵触として公の場での謝罪求める

中核与党・タイ貢献党の実質的リーダーとされるタクシン元首相は生まれ故郷北部チェンマイ県の隣県であるチェンライ県でこのほど、県行政機構長選挙に立候補している貢献党候補を応援する演説を行ったが、この中で人種差別的発言があったとアンカナ上院議員が批判し、タクシン氏に公の場で謝罪するよう求めている。

タクシン氏の発言は、「アフリカの人々は肌が黒くて扁平な鼻で呼吸がしづらいのに数百万バーツも稼ぐモデルになっている。タイ人のほうがずっと見栄えがよい。(タイ人は)鼻、顎、胸を大きくしたりする必要はない。生まれ持った美しさを備えた少数民族のカレン族などを含む多くのタイ人が国際的なモデルになる時がやって来た」というもの。

これについてタイ国家人権委員会の委員経験者のアンカナ議員は、「タクシン氏のコメントは憲法に抵触しており、タイが加盟している様々な国際機関の規範にも違反している」と批判するとともに、タクシン氏の娘であるペートンタン首相も真剣に受け止めるべき問題であるとしている。

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