抗議集会の稲作農家に対する「バナナ栽培」発言でピチャイ商務相が釈明
コメの買い上げ価格が下がっていることに不満を募らせた稲作農家が大挙してバンコ国にやって来て政府庁舎前などで抗議集会を行ったが、ピチャイ商務相はこのほど、「私が『バナナの栽培』に言及したのは、稲作農家に稲の代わりにバナナを栽培するよう求めたのではない。ただ単にバナナのような高付加価値の作物を栽培すれば農家の収入も増えると伝えたかっただけ」と釈明した。
商務相によれば、コメだけでなくバナナのような付加価値の大きい作物も一緒に生産すれば、農家は収入を安定させることが可能になるという。
タイ国内の稲作農家は昨年末ごろから籾米の買い上げ価格が下がっていて損失を強いられているが、商務省の説明によれば、世界最大級のコメ生産国のひとつであるインドがコメ輸出を再開した後に国際市場で米価が下がっているとのことだ。