カジノ合法化案 反対意見ある中、閣議で承認 抗議行動が激化か 野党は裏取引疑う
タイ政府は3月27日の閣議で、カジノを含む複合娯楽施設を開設する「カジノ合法化案」を承認した。チラユ政府報道官によれば、下院と上院の承認を受けた後、国王陛下が承認されれば、タイ国内の複数カ所に複合娯楽施設が建設されることになる。
カジノ合法化は、これまでに何度か政府が取り組んだものの、根強い反対意見があり、実現しなかった。そのため、現政権のカジノ合法化案に対しても反対する動きがあり、反対派はカジノ開設を阻止すべく抗議行動を活発化させる構えを見せている。
一方、最大野党・人民党のパリット議員によれば、総選挙の公約でもないカジノ合法化を中核与党・タイ貢献党が急いでいるのは不自然であり、表に出せない何らかの裏取引が存在する可能性があるとのことだ。