複数の上院議員がタイ当局の地震対応に「遅すぎる」と批判 「迅速は警報発出を」
ミャンマーで3月28日起きた地震で約1000キロ離れたバンコクでも強度不足の鋼材を使ったためか建築中の会計検査院ビルが揺れで完全に崩れ落ちるなどの被害が発生したが、複数の上院議員から今回の地震に対するタイ当局の対応が遅すぎるといった批判が出ている。
ロムシット上院議員によれば、建物内で揺れを感じた人々が大勢屋外に避難したことで道路が混雑し、事故現場に急行中の救急隊の妨げになるなど、緊急時の混乱への対応が不十分であることが露呈したという。
また、ウティポン上院議員は、「2004年の津波に伴い作成された災害に緊急に対応するための計画はほとんど改善されていない。当局は避難訓練を定期的に実施すべき。また、迅速な警報発出や情報共有を可能にすべく、モバイルネットワークサービスのセル・ブロードキャスト・サービス(CBS)を早急に構築すべき」と指摘する。
このほか、会計検査院ビル崩落についてプレムサク上院議員は、「あのビルが会計検査院以外の政府機関のビルであったなら、会計検査院が調査に乗り出すのであろう。だが、あの建物は会計検査院のビルであり、誰が調査をすればよいのか」と述べ、困惑の様子を見せた。