期間限定バンコク週報無料購読キャンペーン実施中

タイ首相が示唆「カンボジア人労働者の帰国を強制することはない」

国境紛争を巡ってタイとカンボジアの双方で相手国を非難する論調が強まる中、ペートンタン首相は6月15日、外国人出稼ぎ労働者を本国に帰国させるようなプランはタイ政府にはないと明言した。

タイはこの地域では経済的に発展しており、近隣のカンボジアやミャンマーなどからやって来た大勢の労働者が就労。ただ現在、国境紛争に伴い両国で相手国に対する敵対心が高まっており、一部では「カンボジアがタイからカンボジア人労働者を引き揚げさせようとしている」「タイではカンボジア人を追い返すべきとの声も出ている」などと報じられている。

これについてペートンタン首相は、「就労している国から労働者を帰国させるとなった場合、(帰国するかどうかを)決める権利は労働者にある」などと述べ、外国で就労している自国民を政府の都合で帰国させるのは身勝手との見方を示した。

この記事がお役に立ちましたら
フォローをお願いします

シェアしていただければ幸いです
目次