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ペートンタン首相 退陣要求を突っぱねる 連立与党内からも不満の声

ペートンタン首相は6月22日、バンコクで現政権を構成する与党の党首らと会談し、これらの政党が一致団結して政府を支えているとアピールした。

タイの政治状況であるが、カンボジアとの国境紛争解決のため、ペートンタン首相とカンボジアのフン・セン上院議長(前首相)が話し合った私的通話の内容が流出し、タイ国民を裏切るような発言を首相がしていたことが明らかになり、タイ国内で首相に対する抗議活動が拡大の兆しを見せている。また、一部では軍部によるクーデターを懸念する声も出ている。

この状況を受けて、以前からカジノ合法化などを巡って与党第1党・タイ貢献党との軋轢が報じられていた第2党(当時)・タイ威信党が政権を離脱。同党が野党側に回ったことで現政権は議席数を減らしたが、過半数の下院議席を維持しており、ペートンタン首相は退陣要求も突っぱねている。

ただ、複数の与党内で、タイ国民から首相への批判が強まっていることから、党内から政権を離脱すべきとの声が上がっているという。

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