バンコク都心での首相退陣要求デモ 周辺道路は大群衆で埋め尽くされる
バンコクでは6月28日、戦勝記念塔を中心とする広大なローターリーでペートンタン首相の退陣を求めるデモが行われ、ロータリーとその周辺は国旗を手にした市民など大群衆で埋め尽くされた。
カンボジアとの国境紛争がこじれてタイでカンボジアへの敵対心が高まる中、ペートンタン首相がカンボジアのフン・セン上院議長(前首相)との私的通話でタイ国民の感情を逆なでする発言をしていたことが発覚。ペートンタン首相への批判が爆発的に拡大しており、今回の首相退陣要求デモの大盛り上がりに繋がることになった。
今回のデモの参加者数について、警察は約1万人と報告しているが、デモを呼びかけた愛国的組織は「少なくとも3万5000人」と発表している。