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タイ外務省がカンボジア首相の発言に「内政干渉」と反発 「ASEAN憲章違反」

タイ外務省はこのほど、隣国カンボジアのフン・マネット首相に対しタイの内政に干渉する発言をやめるよう要求した。

ニコンデート外務報道官は7月2日の記者会見の席上、カンボジアでフン・マネット首相がタイの政治指導者の交代を望んでいるような発言をしたとの報道に関する質問に対し、同発言はタイの内政への干渉であり、ASEAN(東南アジア諸国連合)憲章、国連憲章、国際法に違反していると返答した。同報道官によれば、カンボジア側はタイとの関係悪化につながるような不誠実な態度を改めて2国間の問題を平和的に解決できるよう努力する必要があるという。

なお、フン・マネット首相の父親フン・セン上院議長(前首相)はタクシン元首相と昵懇の仲ということだったが、どうしたわけかフン・セン氏とペートンタン首相との私的通話の内容が流出。この通話の中でペートンタン首相がタイ国民の感情を逆なでするような発言をしていたことが露呈したことで窮地に追い込まれることになった。

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