民主党の重鎮が離党 新党旗揚げか 現政権支持・不支持で党が分裂
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タイで最も長い歴史を誇る民主党で先ごろ、スチャートウィー元副党首が辞表を提出して同党を正式に離党したが、これはカラヤ元副党首など元民主党幹部らと新党を立ち上げる準備との見方が支配的だ。
民主党はかつて反タクシンの姿勢を貫いていたが、近年は党勢も弱まり、背に腹はかえられぬとばかりにタクシン派・タイ貢献党を中核とする連立政権にすり寄ることになった。現政権への参加には指導部に強硬な反対意見があり、だいぶ揉めたと報じられている。
最近ではカンボジアとの国境紛争に絡んでペートンタン首相が不適切発言をして猛批判を浴びることになったが、それでも民主党が政権にとどまると決めたことがスチャートウィー氏の離党を後押ししたようだ。
