米政府が関税交渉でタイ海軍基地の使用を要求か 副国防相は否定
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米政府がタイとの関税交渉の中でタイ南部パンガ県に位置するタイ海軍のタップラム基地を使用したい意向を示しているとの情報について、ナタポン副国防相はこのほど、そのような事実はないと全面的に否定した。
インド洋縁海のアンダマン海に面する同基地に関連する米政府からの正式な連絡も要求もタイ国防省には来ていないという。この件について同副国防相は、「報道で知った。貿易交渉の一環として米国が要求している事実はない。米国との間で話し合われたこともない。国防省も関知しておらず、情報の出所も分からない」と話している。
また、首相代行のプームタム副首相兼内相は、「(タイ海軍基地に関する)ニュースの報じられ方は非常に不快、不満であり、これを報じた(テレビ)番組に直接電話を入れた」と述べたが、それがどの局の何という番組かには言及しなかった。
