下院警察委員会がタクシン元首相の特別扱い調査へ　複数の大物が委員に圧力

タクシン元首相（74）が警察病院の特別室に入院しながら服役していることに「特別扱い」との批判が出ているが、同病院の広報担当者はこのほど、元首相の入院が今後も継続することを文書で矯正局に伝えたと明らかにした。

元首相の特別室入院はすでに120日に及んでおり、「詐病」「特別扱い」といった批判も出ているが、当局はプライバシーを盾に容体の公表を拒否している。

セーター首相も、「問題にすべき点は何もない」との見解を示しているが、下院警察委員会では、年明けに元首相に面会する方針を明らかにしている。同委員会のチャイチャナ議員（野党・民主党所属）は12月23日、１月12日に委員会が元首相に面会することを再度発表したが、これまでに複数の大物から訴えるとの脅しがあったとのことだ。

チャイチャナ議員によれば、下院委員会には憲法129条によりタクシン元首相の特別扱い疑惑などについて調べる権限が付与されており、元首相に面会することに問題はないはずという。