タイ首相が「ランドブリッジ計画」の必要性強調 マラッカ海峡の混雑緩和も
セーター首相は1月4日、今年度予算案審議で、タイ南部の地峡に1兆バーツを投資してアンダマン海とタイ湾をつなぐ陸橋を建設する「ランドブリッジ計画」について、「タイの経済成長と発展に役立つものだ」と改めてその必要性を強調した。
首相によれば、太平洋とインド洋を結ぶ海上交通上の要衝であり、マレー半島とインドネシアのスマトラ島を隔てるマラッカ海峡が非常に混雑していることから、タイのランドブリッジはこの混雑緩和に役立つことになるという。
セーター首相は、「この計画に対する地元民の意見に耳を傾けるため、政府は南部のラノン県やチュムポン県で公聴会を開催する予定」との考えも示した。