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反王制グループが王女の車列を妨害 セーター首相「王族の警護は最優先事項」

2月4日、高速道路上で女性活動家らの乗った車が警笛を鳴らし、シリントン王女殿下の乗られた車列を妨害し割り込もうとしたことから、これを阻止しようとした警察官と活動家らが激しく口論するという出来事が起きた。

この騒動を受け、トーサク警察庁長官は12日、「車列を妨害しようとした者は今週中に正式に罪に問われることになろう」と述べた。この女性活動家(20)は、反王制グループ「タルワン(王宮に穴を開けろ)」のメンバーで、2年ほど前から活動を続けており、これまでに不敬容疑で逮捕されたことがある。昨年初めには長期にわたりハンガーストライキを決行してマスコミに大きく取り上げられた。

トーサク長官は「若い活動家たちは自分たちだけの判断で行動しているのではなく、バックに支持者やアドバイザーがいると警察は考えている」との見方を示した。

一方、セーター首相は12日、反王制派が目立った動きを見せていることから王制支持派の反発が今後拡大することが懸念されるため、「王族の方々の警護を最高レベルに維持することが政府の最優先課題」と述べ、反王制派に騒ぎを起こす隙を与えてはならないと強調した。

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