日本料理チェーンが詐欺か オーナー出国 500人以上が被害届
バンコクなどに合計27店舗を構える日本料理レストランチェーン「だるま寿司」は最近になり経営陣と連絡が取れなくなっており、同チェーンのフランチャイズ権を取得するために投資した人やサプライヤーなど500人以上が警察や消費者保護機関に詐欺に遭ったとの訴えを行った。
同チェーンを運営する会社は2016年1月に設立(登録資本金500万バーツ)。安価なサーモンの刺身などが人気だった。
消費者保護委員会(OCPB)のプラティープ事務局長によれば、だるま寿司は販促目的で定価499バーツの電子クーポンを199バーツに値引きして販売していたが、これは最初から詐欺が目的だった可能性があるという。だるま寿司のフランチャイズ店オープンのため複数人がそれぞれ数百万バーツを投資していたが、そのうちの1人によれば、本部が約束していた見返りについて、最近、「サーモンを仕入れるのが困難で、支払えない」と本部からメッセージが来たあと、本部と連絡することができなくなったとのことだ。
なお、タイ入管によれば、このレストランチェーンのオーナーはすでにタイから出国しているという。