タイの大気汚染 3月はさらに悪化の見通し
タイ北部やバンコク首都圏で大気の停滞、山火事や野焼きの増加などに伴う大気汚染の悪化が報告されているが、大気汚染対策センター(CAPM)によれば、3月にはPM2.5濃度がさらに高まる恐れがあるという。
タイではPM2.5の濃度が50µg/m3未満であれば健康に害はないとされているが、CAPMは2月27日、タイ全国25カ所でこの基準を超える濃度が観測されたと発表した。バンコク首都圏のPM2.5濃度は27~55µg/m3だったが、それでも、バンコク都バンクンティエン区カンチャナピセーク通りやノンタブリ県バンプットでは安全基準を大きく上回る濃度が測定された。