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タイ北部チェンマイの大気汚染は世界最悪

空気質関係事業を行っているIQAir社(本社:スイス)が発表している空気質指数(AQI)で3月12日、タイのチェンマイが3月11日に続いて空気質が世界最悪との評価を受けた。チェンマイにおける同指数は12日午前が212、同日午後が180だった。前者は「非常に不健康」(201~300)で、後者は「不健康」(151~200)の範疇に該当する。

また、12日午前のチェンマイのPM2.5濃度はタイの環境基準50μg/m3を大幅に上回る161・3μg/m3だった。その原因についてチェンマイ県知事は、「約1週間にわたって山火事が起きており、関係当局が消火に努めているものの、強風などの影響でチェンマイ中心部は部分的に煙に覆われた状態が続いている」と説明している。

なお、タイ地理情報宇宙技術開発機関(GISTDA)によれば、北部17県では569の火災発生地点(ホットスポット)が確認されており、そのうち13がチェンマイ県内とのことだ。

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