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煙害問題 タイ首相が観光業への影響に懸念表明 近隣国と協議へ

タイは気温が下がり過ごしやすくなる12月から2月ごろにかけての観光シーズンに北部や首都圏で大気汚染が深刻化するのが常態化している。このため、セーター首相は11月29日、訪問先の北部チェンマイ県で、PM2.5に起因する大気汚染が北部の一大観光地、チェンマイの観光業に与える影響に懸念を示すすともに、タイの近隣国で行われている野焼きなどもタイの大気汚染問題の悪化につながっていることから、近隣諸国と煙害対策について話し合う考えを明らかにした。

タイ保健省によれば、呼吸器疾患にかかるなど大気汚染で影響を受けた人の数は2020~23年で延べ264万8243人に達しており、都県別ではチェンマイ県の46万7574人が最多となっている。

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