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タイで大麻摂取による体調悪化の治療費が約7倍に 大麻入りお菓子で子どもの健康被害も

タイでは2022年6月9日に大麻が麻薬リストから外されて合法化され、これに伴い様々な問題が生じていることから政府は先ごろ、大麻を再び麻薬リストに戻すとの方針を打ち出した。

大麻合法化後、その成分の入ったお菓子などを子供が食して具合が悪くなったなどの報告が出ているが、ソムサク保健相は、大麻関連で体調を崩すなどして医療機関を訪れる人が増えており、年間の大麻関連治療費は昨年、それまでの約30億バーツを大幅に上回る約200億バーツに上ったことを明らかにした。

保健相によれば、大麻は子供の脳の発達に悪影響を及ぼしており、大麻を使用した子供の知能指数(IQ)が8~9ポイント下がるとする米国の研究報告があるという。

また、薬物乱用などの問題に取り組んでいる組織によると、タイでは大麻合法化に伴い、乾燥大麻などの大麻製品を販売する店が7700店ほどオープン。欧米ではヘロイン使用者の約40%が大麻使用が薬物乱用の入り口となったとする研究報告もあるとのことだ。

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