ペートンタン首相 電子タバコ一斉取り締まりを宣言 学校周辺に重点 期間は1カ月
タイに持ち込むことも使用することも法律で禁止されている電子タバコがほぼ公然と販売され、子どもの使用者に健康被害が報告されている問題で、ペートンタン首相は2月26日、1カ月間にわたる電子タバコ一斉取り締まりの開始を宣言した。
電子タバコは子供をターゲットにした、パッケージにアニメ柄を用いたものなどが学校周辺の商店などで販売されており、通学路エリアでの取り締まりに重点が置かれる予定という。
今回の取り締まりは、警察庁、商務省、内務省、財務省関税局による合同作戦として実施され、首相は、「違法な電子タバコから学童や若者を守るのに協力してほしい。子どもに電子タバコを売っているところがあったら、躊躇せず警察に通報しいほしい」と訴えている。
キッラット警察庁長官によれば、警察は以前から電子タバコ販売を摘発しており、昨年1年間だけで電子タバコを販売していた約2000店を立ち入り検査したが、現在も市民からの通報が増加傾向にあるとのことだ。