バンコク隣県で狂犬病感染拡大 タイ保健当局が緊急対応指示
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サムットプラカン県バンプリー郡で狂犬病の感染拡大が懸念され、バンパー区が感染エリアに指定されたことを受け、ソムサク保健相は全国の保健当局に対し正しい情報発信とワクチン備蓄など緊急防止措置を指示した。
今年の狂犬病による死者は7人で、昨年同期比約3倍に増加。感染者の内訳はチョンブリ、シサケート、チャチュンサオ、ターク、ラヨンの各県で1人、ナコンラチャシマ県で2人となる。
狂犬病は犬や猫、コウモリなど感染動物に咬まれることで人にも感染し、発症すれば致死率はほぼ100%。だが、発症前に適切なワクチン接種を行うことで死亡を回避できる。
