新政権樹立で軍系政党がタイ貢献党に協力へ

前進党に代わって新政権樹立に向けて支持拡大に奔走しているタイ貢献党だが、消息筋によれば、ここに来て貢献党は中核与党としてプラユット政権を支えてきた国民国家の力党（PPRP）とプラユット首相に近いタイ団結立国党（UTN）の協力を取り付けることに成功したという。具体的には、これら２党は首相指名選挙の第２回投票で貢献党候補に賛成票を投じ、その見返りとして閣僚ポストを得ることになったという。これで貢献党は定数500の下院で315議席を確保することになるという。議席の内訳は、貢献党141、タイ威信党71、PPRP40、UTN36、チャートタイパタナ党10、プラチャーチャート党９など。貢献党は連立政権に参加する政党に対し、９議席につき１ポストの割合で閣僚ポストを割り振る予定とのことだ。