【労働】失業率0.54%と低水準、求人19万件でも技能ミスマッチで若年層苦戦、労働省が職訓急ぐ
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タイ労働省雇用局のソムチャイ局長は3月17日、タイ国内の雇用市場について、失業率が約0.54%と地域内でも低い水準にあると報告した。労働力人口は約4000万人で、就業者が約3900万人、失業者は20万人強となる。
一方、オンライン上では「仕事が見つからない」との声も出ている。局長はその背景を、求職者の技能が求人側の要件と合わないミスマッチにあると指摘。国内には累計で19万件超の求人があるが、需要が多いのは理工系の技術者、エンジニア、職業訓練を受けた技能人材で、供給が追いついていないという。
失業の一部は自営業や季節労働による短期的なものも含むが、最も課題が大きいのは就職経験の乏しい新卒層(おおむね24歳以下)で、失業者全体のうち相対的に比率が高いとした。
労働省は国内外の就労先開拓と並行し、企業ニーズに沿ったアップスキル・リスキルを急ぐ。特に職業教育機関との連携を強め、若者の進路選択を技能系にも広げることで、人手不足の緩和と就業機会の拡大をめざす考えだ。
・雇用局発表によれば、失業率0.54%、労働力約4000万人、失業者20万人強
・求人は累計19万件超。理工系・技能職中心で供給不足が続く
・「仕事がない」のは技能ミスマッチで、必要職種と人材のずれが大きい
・新卒層が相対的に弱く、若年失業率が成人より高い傾向は統計でも確認されている
・労働省は職訓と教育連携を強化し、アップスキル・リスキルを加速する方針
