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非常事態宣言の早期解除要求に首相が反論 「感染拡大は収束していない」

新規感染者の減少を理由に発令された非常事態宣言について国民の間から早期解除求める声が出ていることに対し、プラユット首相は6月9日、実効性のある感染拡大対策を速やかに講ずるために必要な法的ツールであると指摘するとともに、現時点では感染拡大が完全に収束したとは言えず宣言を解除することはできないとの見解を示した。

首相は、「(宣言を解除しないのは)政治的理由によるものではない」と述べ、「宣言のもとで強大な権限が政府に付与されているため、政府は宣言をなかなか解除しようとしない」とする批判見方を否定した。

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