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アストラ製コロナワクチン配布に遅れ 政府批判強まる

タイで広く接種されている新型コロナワクチン2種のうち、アストラゼネカ製ワクチンはタイ政府による配布が遅れており、これを非難する声が強まっている。

6月には全国的な集団接種が開始され、アストラ製ワクチン約600万回分が配布される予定だったが、配布に遅れが出て政府は厳しい批判を受けることになった。政府によれば、アストラ製ワクチンはタイ国内でサイアム・バイオサイエンス社がライセンス生産しているが、政府の発注が遅かったせいで、国内生産されたワクチンの多くが外国に輸出されてしまったという。

また、アストラゼネカ・タイランド社は国内生産されたワクチンのわずか3分の1しかタイ向けとしていないとの報告もある。

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