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最低賃金引き上げ 原案通り2~16バーツの引き上げで閣議承認

政府・雇用者・被雇用者の代表で構成される最低賃金3者委員会が打ち出した来年1月1日から1日当たりの最低賃金を2~16バーツ引き上げるとする案が12月26日の閣議で了承された。平均すると2・37%の引き上げとなる。

セーター首相は当初、この引き上げ幅に「小さすぎる」と批判的だったが、政府に最低賃金改定に関与する権限はなく、原案通りの引き上げ幅が承認された。だが、政府の意見を容れる形で最低賃金は来年3月までに「より適切なレベル」に引き上げられる見通しだ。

セーター首相は、「最低賃金の引き上げは年1回に限る必要はない。地域や職種などに応じて適切な最低賃金を決めていく」と説明。また、ピパット労相によれば、来年3月により適切な最低賃金引き上げを実現できるよう来年1月に3者委員会に要請する予定だ。具体的には、3者委員会のもとに小委員会を設置し、小委員会が新たな引き上げ案をまとめ、3者委員会がこれを承認することになるという。

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