不正まみれの観光促進策 閣議は延長申請却下し不正対策指示
新型コロナの感染拡大で大打撃を受けている観光産業の回復を促進するために実施されているプログラム「ラオ・ティアオ・ドゥアイカン」。4月30日終了予定のため、観光スポーツ省では期限延長を求めていたが、閣議では、不正が多発しているのに対策がとられていない、として不正対策が先と同省に指示した。
昨年7月15日に開始された同プログラムは旅費・宿泊費などを政府が部分的に負担することでタイ国内を観光する人を増やし、観光業を支援するというもの。だが、複数のホテルが宿泊があったとする虚偽の申告をして政府から補助を騙し取るケースが多発しており、逮捕者も多数にのぼっている。