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「最低賃金引き上げはインフレ率にさほど影響しない」 タイ商務省が見解

タイ商務省貿易政策戦略室(TPSO)によれば、1日当たり最低賃金は、最低賃金3者委員会の提言通りなら来年1月1日から2~16バーツ、平均で約2.4%引き上げられることになるが、これが物価上昇につながり、国民生活が大きく影響を受けることは考えにくいという。

プンポンTPSO室長は、「最低賃金の引き上げは低所得者層の購買力の底上げにつながるものの、インフレにはほとんど影響しない。経済的にはプラスの是正と言える」と分析する。

なお、最低賃金については、与党の中に総選挙期間中に大幅な引き上げを公約に掲げていたところもあり、セーター首相は3者委員会の引き上げ幅が小さすぎると苦言を。しかし、雇用側への影響なども考慮する必要があり、大幅な引き上げは考えにくいとのことだ。

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