財務省とタイ中銀がバーツ安の背景を詳細検討へ
アーコム財務相によれば、財務省はタイ中央銀行と最近のバーツ安の背景に何があるかについて詳しい検討を行う予定という。財務相は、「バーツ安で物の値段を上げる圧力が高まっており、バーツ安がタイ経済のファンダメンタルズに起因するものか、ドル高などの外的要因に影響されたものかを見極める必要がある」としている。
バーツ相場は今年初め1米ドル30バーツ程度だったが、現在は約37バーツへとバーツ安が進んでいる。財務相は、「為替相場の変動には非常に多くの要因が関係しているが、中銀と意見を交換してどの要因が最もバーツ安を推進しているかを確かめたい」と話している。