電気自動車生産目標は達成困難か
世界最古の経営戦略コンサルティング会社とされる米国のアーサー・ディ・リトルによれば、タイは2030年までに国内で生産される自動車の50%を電気自動車にすることを目標としているものの、エネルギー価格の高騰や充電施設の不足などで目標達成は難しいと考えられるという。
同社の東南アジア担当者は、「タイの国産自動車に占める電気自動車の割合は2030年でせいぜい7%程度と見込んでいる」と指摘する。
今後の電気自動車産業の成長が見込まれるインドネシアはバッテリーの原材料が豊富という利点があるものの、タイに関しては外国企業を引き寄せるような原材料に恵まれていないのが欠点とのことだ。